プロゲーマーという生き方:後編【WoTで世界1位を目指すCarenTigerインタビュー】

2016年には国内初のプロゲーマー養成学校が開校するなど話題の絶えないプロゲーマーシーン。なかでもPC用オンラインゲーム『World of Tanks(ワールド オブ タンクス)』(以下、『WoT』)は全世界で1億人を超えるプレイヤーを有する。2015年に開催された世界一決定戦『Wargaming.net LeagueThe Grand Finals 2015』には世界中から14のチームが参加し、賞金総額は2億6000万円以上、生放送は260万人以上の視聴者が閲覧した。

3編に分けて紹介してきた日本トップのWoTのチーム「Caren Tiger」(カレンティガー)所属プロゲーマーShinozakitさん、Renno_JPさんのインタビュー。後編ではPCとゲームの関係について聞いた。(前編中編

Q:現在使用しているPCはどんなものですか?

Shinozakit:3~4年前に安いゲーミングPCを買ったんですけど、壊れてしまったので中身を開けてみてみると、電源が壊れてて、それが原因でほかの部分にも不具合が起きてました。やっぱり安いのにはワケがあるなぁという印象です。WoTを普通に楽しむだけでなく配信も行うとなると、それなりのスペックのパソコンが必要になります。

Renno_JP:デバイスよりもスペックが大事ですね。500円のマウスで戦ってる選手とかもいますので(笑)

Shinozakit:仲間内でもそうなんですが、最近はSSDが当たり前です。なぜかっていうと、不具合などでクライアントが落ちてしまうことがたまにあるんですけど、SSDだとすぐに再ログインして戦場に戻ってこられます。なのでリスクを低く抑えられるんですね。WoTの敵車両を発見したときのラグもハードディスクの読み込み速度に依存している部分もあります。SSDを使ってるとそういう部分で優位に立てるというのはありますね。自分はSSDを使ってないのでうらやましいです(笑)

Q:今日は実際にFRONTIERのWoT推奨PCを使ってもらいましたが、普段使用しているPCと比べてどんな印象でしたか?

Shinozakit:起動とか読み込みの速度が全然違いますね。自分の場合はものすごく時間かかるんですよ(笑)本当に30秒とか40秒とか。

Rennno_JP:いつもギリギリになって入ってくる、みたいな(笑)

Shinozakit:ランダムバトルでも30秒の猶予があるんですけど、自分が一番ログインするのが遅いんですね(笑)残り10秒とか5秒になってようやく戦場に入れるような状態なので。そろそろ自分もSSDのパソコンに変更しないと、と感じました。自分たちの場合は勝つためにゲームをやってますけど、楽しくゲームをするって面においてもSSDは必須なのかなとひしひしと感じています(笑)

Renno_JP:僕は普段WoTのゲーム内設定でいらない機能を全部切っちゃってるんですね。でも今日は(FRONTIERのWoT推奨PCで)全部ついている状態、最高設定でプレイしたんです。最高設定でもFPSが120とか出てて快適にプレイできました。あらためて思ったのはWoT最高設定すると画がキレイだなーって(笑)

Shinozakit:煙だとか、野に生えてるちょっとした草むらとかそういうのを自分は全部オフにしてるんですよ(笑)結構単純でシンプルなゲームになってるんですけど、それでもFPSは70~80。最低でもFPSは60以上は欲しいです。まちがいなく。

Renno_JP:配信とかする時にFPS60ぐらいまで下がってしまうんですよ。自分が命中させられると思った弾も、実はそこにもう敵はいなかった、みたいな感じで当たらなかったりするんで。

Shinozakit:自分のPCで最高設定にしているとFPS60を切ってしまうんですね。WoTも含めゲームをやっててFPSが60切ってるって人がいるとすれば、一度FPS60以上のパソコンでゲームをやってみると全然違いますよ。自分が下手で弾が当たらなかったと思ってたのも実はパソコンが古いせいで弾がちゃんと当たらなかったっていうのがわかると思います。


World of Tanksのぬいぐるみ

Renno_JP:そもそもカクついた、かなりカクカクのゲームになってしまうので滑らかに楽しくゲームするにはFPS60以上は最低でも、余裕を持てば70~80は出てた方がいいですね。

Shinozakit:Renno選手も言ってましたけど、FRONTIERの推奨PCでは120は出てたので。配信をやりながらでも70~80FPSぐらいでプレイできますね。配信やると30~40FPSは下がるんですけど、それでも楽しくゲームができる。
パフォーマンスの高いパソコンがあれば戦績は間違いなく上がります。でも戦績関係なく楽しくゲームやろうって目線でも、ストレス発散で楽しくゲームやりたいのに逆にゲームでストレスたまったら意味がないですよね(笑)FPS60出てない人、SSDがついてないパソコンを持ってる人には候補として、この推奨PCはひとつアリなんじゃないかなと思いました。

自宅PCスペック:Shinozakit
i7 CPU 860 2.8G
NVIDIA GeForce GTS 250
メモリ3.5G
OS XP Home Edition

自宅PCスペック:Renno
CPU : Corei7 3770K GPU
GTX660 RAM
メモリ16GB
OS : Windows7 pro

前編中編

インタビューで使用したWorld of Tanks推奨PC(by FRONTIER)はこちら

Caren Tigerオフィシャルサイト

プロゲーマーという生き方:中編【WoTで世界1位を目指すCarenTigerインタビュー】

2016年には国内初のプロゲーマー養成学校が開校するなど話題の絶えないプロゲーマーシーン。なかでもPC用オンラインゲーム『World of Tanks(ワールド オブ タンクス)』(以下、『WoT』)は全世界で1億人を超えるプレイヤーを有する。2015年に開催された世界一決定戦『Wargaming.net LeagueThe Grand Finals 2015』には世界中から14のチームが参加し、賞金総額は2億6000万円以上、生放送は260万人以上の視聴者が閲覧した。

FRONTIERではそんなWoTの推奨PCを販売している。今回は、世界1位を目指す日本トップのWoTのチーム「Caren Tiger」(カレンティガー)のプロゲーマーShinozakitさん、Renno_JPさんを招いてプロゲーマーとして活動することの苦労、プロゲーマーを目指す人へのアドバイスを聞いた。3編に分けて紹介する。

~中編~ (前編はこちら
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‐Caren Tiger(所属チーム)での活動内容とこれまでの実績
MOL WoT Asia Open 優勝
WGL Asia Gold 2014 S2 League 3位 play-off 1位通過
WGL APAC Grand Final 3位
4gamers 微星電競筆電聯盟 戰車世界SEASON3 3位
WGL Asia Gold 2014 S3 League 3位 Play-off 3位
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Q:プロゲーマーをしていて大変だと感じるのは?

Rennno_JP:チームスポーツなので、人間関係が大切なんですよ。7人でやってるんですけど、それぞれいい所・悪いところがあります。お互いのいい所・悪いところをいかに補完しあいながらやっていけるか重要になってきます。共同生活をしているチームもいますが、僕たちは声だけのコミュニケーション(ゲーム中は音声通話サービスで会話)で相手の感情が見えてこないこともあるし、コミュニケーションが難しいな、と感じることがありますね。

Shinozakit:チームメンバーには九州の人と北海道の人もいるので(笑)なかなか全員では集まれないんですけど、たまに東京で集まったりはしています。やっぱり実際に会って話すのは重要だと思います。

Q:メンバーはどうやって集めてますか?

Rennno_JP:元からいるメンバーのツテだったり、あとは強いプレーヤーに声をかけたりします。ただし強いプレーヤーだからってトーナメントに関わってくれるかというとまた別の話で。時間的な制約もありますし、時間を取って練習に参加できるプレーヤーじゃないと、いくら強くてもチームには入れられない。

Q:たとえば、ランダム戦で偶然対戦したプレーヤーが強かったから声をかけてみる、なんていうことはありますか?

Shinozakit:いやぁ~それはないですね(笑)極端な話、ランダム戦が強くてもトーナメント戦では初心者。ランダム戦とトーナメント戦でのチームでの戦いでは動きが全く違います。うまくなる可能性は秘めてるんですけど、別物ですね。

Renno_JP:変な話、ランダム戦では自分が戦績を残せれば良い、って所があって他の味方をうまく利用しながら戦う必要があるんです。でもトーナメントの場合はチーム一丸とならなければ戦いには勝てない。お互いサポート・カバーしながら戦う作業がランダム戦とは根本的に違う。

Shinozakit:トーナメントに参加したいけど埋もれている日本の強いプレイヤーってまだまだいると思うんですよ。だから自分たちが公式ホームページとか生放送とか活動して、アピールしていって、そういう人たちが直接自分たちに連絡をくれるようにしないとダメだと思ってます。

Q:プロゲーマーになりたい人はどうやったらチームに入れるのでしょうか?

Shinozakit:入りたいチームの人に直接声をかけるべきだと思います。そのくらいの積極性があったほうがいい。自分たちのサブチーム(ブロンズシリーズ)があるので、そこに参加してもらって腕を磨いてもらうという方法もあります。

Renno_JP: 「アカデミーチーム」という形でCaren TigerマネージャーのPlaetauxがコーチの立場でやっています。彼が教えながら実力を計っているので、そこで腕を磨いてもらって、実力があればCaren Tigerのメインチームに上がってくることができます。

Shinozakit:うまくなりたい人を自分たちのチームで育てるプロセスは、未完成の部分もありますが、作るようにしています。理想としてはサブチームもブロンズからゴールドシリーズに上がってきてもらって、Caren Tigerのメインチームとサブチームとで直接ゴールドシリーズ戦いたいと思います。

Renno_JP:環境の力って大事だと思うんです。自分が上達したい、って強い意志があれば上のチームにどうにかして入れてもらう、そんな積極性が大事になってきます。自分より周りがうまいならそれだけ得るものがある。レベルの高い環境に自分を置くことで自分もどんどんレベルが上がっていく、良い循環が生まれる。

Q:たとえば、このインタビューを読んで「サブチームに入りたい」と思った人はどうしたら良いでしょうか?

Renno_JP:連絡してほしいですね。僕のツイッターでも、HPでも良いので。あとブログもやってるので連絡いただければ。テストとかは特にないのですが、決まった練習時間に出られるかっていうのが重要です。あとはもちろん練習と試合に出られることが最低条件になるんですけど。まずは気軽に声をかけてほしいです。

Q:プロゲーマーを目指しているプレイヤーにアドバイスをお願いします。

Shinozakit:まずはストリートファイターとか、MMだったり、FPS、WoTなど大会が開かれているゲームの中から自分に合ったゲームを見つけるのが第一段階だと思います。やってみて、本当に自分はこのゲームに向いているな、と思ったらそのゲームの中で戦績を残しているチームに自分から声をかけてみるべきです。絶対に無視はしないと思うので、そのチームのサブ的な位置で実力をつけて、自分を磨いていく、という中でプロゲーマーへの道が開かれると思います。

Q:ゲームの向き不向きというのはどのあたりに注意するとわかりやすいのでしょうか?

Shinozakit:個人戦と団体戦というのは一つの大きな違いになります。WoTなどの団体戦の場合はコミュニケーション能力も重要で、一人でゲームがうまくても勝てるとは限りません。情報交換、他人をサポートする能力、周りをみる能力が必要になります。一人でプレイするのが得意なのか、チームプレイが得意なのかは大きなわかれどころだと言えます。

Q:プロゲーマーに向かないのはどんな人ですか?

Shinozakit:やる気のない人ですね(笑)なんでもそうだと思うんですけど、毎日練習を続けられないとダメなんです。

Renno_JP:やっぱりキツイので、キツイと思った時にやめてしまう人とそれでも続けていく人がいて。そこの差がプロとアマチュアの差としてあらわれる。

Shinozakit:めちゃくちゃに言われますからね。団体戦だと、自分の欠点をまわりから指摘されるので。欠点を言われるのは気持ちのいいものではないですからね~(笑)そこを自分で認めて前に進んでいくには、やる気と折れない心が必要なのかなと思います。

Q:プロゲーマーの大変だと感じるのはどんなところですか?

Shinozakit:自分の場合は仕事との両立が、まず難しいですね。夜1時まで練習することもあるんで。で、朝7時には仕事のために起きなくてはいけない。そうすると睡眠時間も削られますし。仕事にも影響が出てしまうことはあります。自分の中での意識としては比重を完全にゲームに置いているので、仕事を少し早めに切りあげて、少し仮眠をとってから練習に参加する、なんてことはよくあります(笑)そこまでしてでも勝ちたいですからね。

Q:さすがに仕事中にゲームの練習をする、なんてことはないですか?(笑)

Shinozakit:それはできないです!(笑)戦術を考えるぐらいですかね。

Q:今後の目的、ゴールを教えてください。

Rennno_JP:まずはアジアトップを獲ることですね。トップを獲った後は世界を狙いたいです。そしてスポンサーの獲得。この手順を踏みたいです。

Shinozakit:それはチーム全員が思ってることだと思います。チーム全員が勝つためにやっているので、みんなプライドをもって「アジア一位を獲るんだ」という自信を常に持ってます。アジア一位、そして世界一位。これからの目標は勝つこと。それ以外は考えてないです。


Renno_JPのゲーミングマウス

Q:大会で勝つと賞金がでるようですね?どのくらいでるんですか?

Renno_JP:アジア大会だと一位で6万ドルなので600万円ぐらいですね。世界大会だと桁が違います。

Shinozakit:でもお金の為だったら練習してる時間をバイトに費やしていれば、それ以上の金額になっていると思うので、お金の為というよりはプライドの為にやってます。

Renno_JP: お金というよりも実績とか名誉のため。日本のゲームシーンを盛り上げて、他のゲーマーも上を目指せるような環境、いい循環をつくるため、というのも大きいです。

~後編へつづく~

インタビューで使用したWorld of Tanks推奨PC(by FRONTIER)はこちら

Caren Tigerオフィシャルサイト

プロゲーマーという生き方:前編【WoTで世界1位を目指すCarenTigerインタビュー】

2016年には国内初のプロゲーマー養成学校が開校するなど話題の絶えないプロゲーマーシーン。なかでもPC用オンラインゲーム『World of Tanks(ワールド オブ タンクス)』(以下、『WoT』)は全世界で1億人を超えるプレイヤーを有する。2015年に開催された世界一決定戦『Wargaming.net LeagueThe Grand Finals 2015』には世界中から14のチームが参加し、賞金総額は2億6000万円以上、生放送は260万人以上の視聴者が閲覧した。

FRONTIERではそんなWoTの推奨PCを販売している。今回は、世界1位を目指す日本トップのWoTのチームCaren Tiger(カレンティガー)のプロゲーマーShinozakitさん、Renno_JPさんを招き「ほかのゲームは全くやらない」と語る二人に、そのストイックなまでに真面目な「ゲームとの向き合い方」について聞いた。3編に分けて紹介する。

~前編~
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‐Caren Tiger(所属チーム)での活動内容とこれまでの実績
MOL WoT Asia Open 優勝
WGL Asia Gold 2014 S2 League 3位 play-off 1位通過
WGL APAC Grand Final 3位
4gamers 微星電競筆電聯盟 戰車世界SEASON3 3位
WGL Asia Gold 2014 S3 League 3位 Play-off 3位
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Q:WoTのトーナメントに出るようになったキッカケを教えてください。

Renno_JP:Caren TigerのRennoと申します。WoTで上を目指したいっていう意志がもともと強かったのもあって、このチームのメンバーブログにコメントを残していたら「ウチに来ないか」と声をかけてもらったのがキッカケでCaren Tigerに入りました。WoTは2年ぐらいプレイしています。

Shinozakit:Caren Tiger所属のShinozakitです。もともとFPS(シューティングゲームの一種)をプレイすることが多かったんですけど、FPSだと反射神経勝負って部分が大きくて、トップレベルの人に一歩及ばないな~と。そんな自覚が出てきたあたりでWoTの動画をみつけて、「これやってみようかな」となったのがプレイを始めたキッカケです。最初はトーナメントに出るとかって考えなしに、小隊とか組んで遊んでいたら、強いクラン(チーム)からたまたまお誘いがあって。そのチームがトーナメントに出ているところだったので、それをキッカケにトーナメントに出るようになりました。

Q:Caren Tigerの成り立ちはどのようなものでしたか?

Shinozakit:もともとトーナメントに出ている日本のチームはいくつかあったんですけど、そこからもっと強いチームを作ろうってことで、Caren Tiger指揮官のPlateauxが多方面に「やらないか」ってことで声をかけて集まった人たちで結成したチームがCaren Tigerの前身のCharlotte Tigerです。

Renno_JP:で、メンバーが今シーズンから変わったので、Charlotte TigerからCaren Tigerに名称を変更してます。略称は同じCTですね。

Q:Caren Tigerのチーム名にはどんな意味が込められているのでしょう?

Renno_JP:キャラクターを作ってもらったんですよ。ロゴにもなっているんですけど。そのキャラの名前がCarenなんですよ。それでCaren Tigerって。

Q: メンバーはどうやって選んでいるのでしょうか?

Shinozakit: 今のところメンバーは練習時間、試合に出場できる時間を確保できる人を知人から集める形になっています。
出場したいという意志のある人から声をかけてくれるようなチームになれれば理想的ではないかと考えています。
また、次のシーズンはトライアウト形式で少しのテストをして正式に参加するメンバーを決めることができればと思います。

Q:ライバルチームは?

Shinozakit:昨年度、3度開催されたWGL APAC(アジア太平洋地区でチャンピオンを決める戦い)で3度とも優勝したKongdoo(旧Arete)です。

Q:プロゲーマーというは仕事はどのようなものでしょうか?

Renno_JP:プロゲーマーになるにはかなり強い意志が必要なのかな、とは思いますね。韓国とかではプロゲーマーっていうのは人気の職業だったりして、功績をあげれば生活していけるレベルまで来ています。でも日本ではプロゲーマーになったからと言って、それだけで生活していけるかというと、まだ難しい部分があって、まだそこまでの環境が整っていない気がします。

Q:プロゲーマーにとって日本と韓国を比べた時に大きな違いはどんなところですか?

Renno_JP:社会的な問題が大きいですね。日本ではゲームをやってる、というといい目でみられない。複数のプレイヤーで対戦するゲームをeSportsと僕らは呼んでいるんですけど、他のスポーツ、たとえば野球やサッカーをしている人は評価される傾向があるのに対して、eSportsをしている人はちょっと敬遠されるような現象が日本ではある。その点、向こうだとそういうことはなくて国民的な意識そのものが日本とは違うと思います。

Q:韓国もスマホゲームが人気なイメージがありますが、それに加えて韓国ではPCのゲームも人気が高いということも関係しているのでしょうか?

Renno_JP:やっぱりコアな人が多いと思いますね、韓国には。日本でもソーシャルゲームが流行ってきているので、そういうところからもっと真面目な、もっとコアなゲームも流行ってくれば日本のeSportsシーンも盛り上がってくると思います。

Q:お二人はスマホのゲームはやらないですか?

Shinozakit:やらないですねー。自分の場合は日中に仕事をしているので、仕事の後に週2~3回はチームでWoTの練習をしています。夜9時ぐらいから12時ぐらいまで練習ってことになるので、WoT以外のゲームをやる余裕はあまりない状態です。

Renno_JP:僕もほとんどやらないですね。空いた時間は大会で勝つための戦術を考えたりしてます。

Q:プロのプレイヤーになってゲームとの関わり方が変わりましたか?

Shinozakit:もう全然ちがいますね。今までは楽しくできてればそれでいい、ってことだったんですけど。今だとトーナメントで結果を出さないとダメなので。勝たないとダメで、勝つために出ています。楽しいと思えるのは勝った時です。

Q:eSportsのプレイヤーとして、基礎体力作りみたいなことはされますか?

Renno_JP:トッププロは普通のスポーツ選手と同じようにジム通いをしたり、体力作りをしていますね。いくら座ってやっているといっても体力を使うので、試合を重ねていくとスタミナ切れで頭が働かなくなったりすることもあります。だから基礎体力が大切なんです。

Shinozakit:精神力と集中力も大切ですね。トレーニングでジムに通って、自分を精神的にも肉体的に追い込んで鍛えていくことが重要になります。

Q:WoTはすこし将棋やチェスに似ているのかな、と思うのですがいかがでしょうか?

Renno_JP:すごく似てますね~!陣取りゲーム的な部分があって、取っている場所が多ければ多いほど優位になれるので、そういうところは将棋とかに近いと感じます。

Shinozakit:将棋とかの場合は交代で指せるからいいんですけど、WoTの場合は相手は待ってくれないので、時間の使い方っていう部分において戦略的なゲームだと思います。

Renno_JP:相手の動きをみながら、状況に応じた優位なポジションをとれるかが大事ですね。

Shinozakit:相手の過去の試合はお互いにチェックしているので、相手が過去に使った戦略をとっていれば、先読みできるようにしています。ただしそれもフェイントだったりすることもあるので、常に迅速に対応できる柔軟性が大切になってきます。

Q:プロゲーマーという職業の魅力とは?

Renno_JP:ほかのスポーツと一緒でやっぱり勝った時はすごく嬉しいですし、やってて良かったなと思いますね。負けた時はもちろん悔しいんですけど、それも収穫になるので。そういうところも詰めていきながら、自分たちで考えた作戦が相手に通用したときの達成感、そういうところに魅力を感じます。

Shinozakit:世界トップを狙えるスポーツだというのが自分にはあります。現在アジア2位なので、あと一歩でアジア1位です。現在のアジア1位は中国のチームなのですが、向こうは共同生活していて練習環境が整っている。環境的に相手の方が優位な中でも差を縮めていくことが課題です。この前のオフライン大会ではそこと五分五分ぐらいの試合ができました。

Renno_JP:最後には負けてしまいましたが、そこに勝てればアジア一位と言っても過言ではないですね。このチームが世界2位になっているので、割と世界との差は小さくなって来ているのかなと思います。


World of Tankを展開するWARGAMINGによるGOLD LEAGUEアジア大会

若いプレイヤーがもっと世界を目指したい、上を目指したいと思えるような環境づくりが大切だと語るCaren Tiger二人。次回はプロゲーマーの大変なところ、またプロゲーマーを目指したい人へのアドバイスを伺いたい。
~中編へつづく~

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確定申告の時間が1/10以下に!「bizNote for 弥生オンライン」

会計をクラウド上で管理できるサービスが登場したことで、ビジネスにどのような変化がもたらされたのかをシリーズでお伝えしています。

第四弾は、2014年にリリースされたbizNote for 弥生オンラインを利用している飲食店経営の大窟浩幸さんにその使い勝手を聞きました。

大窟さんがbizNote for 弥生オンラインを使い始めたきっかけから教えてください。

とくに誰かから勧められたりしたわけではないのですが、知識もないもので何か会計ソフトを使ってみようかなと思って探していました。
知人が2人ほど弥生会計を使っていたので、当初それにしようと思ってたんです。ただ、このソフトだとWindowsしか使えないんですよね。僕の場合、普段使用しているのがMacなので、どうしたものかなと思っていました。会計のために用意したWindowsで試用版をインストールしてみたりしたんですが、普段開けないPCを会計のためだけに開くのは面倒くさくて。

昨年の暮れでしょうか。青色申告のクラウドサービスが出たことを知ってこれはいいなと思いました。1年は無料ということで「これは試してみよう」と使い始めました。その時のうたい文句に「1月にスマートフォンでの利用も導入予定」とあり、それが一番いいなと動かされました。昼間、別店舗で飲食をやっていたりするもので移動中に見られるのはいいな、便利だなと思いました。

これまではどんなソフトを使っていたのでしょうか。

あまり長く使ってはいないのですが、以前は「出納らくだ」というソフトを使っていました。ただ、そのソフトもWindowsだしここしばらく使っていないし、どうしようかなというところでクラウドタイプがいいかなと思いました。

ここ数ヶ月使ってみて、bizNote for 弥生オンラインで便利だな、ユニークだなと発見したところはありますか?

スマートフォンとかiPadとかで使えたり見られるのがとにかく便利ですね。
土日など、週末はWeb版で確認します。そんな感じで日々利用していますね。


スマートフォンではWeb版とはだいぶ確認できる情報量が違いますが、そこはあまり気にならないでしょうか?

シンプルで便利だと思います。他機能過ぎないと言うのは全然気にならない、嫌ではないですね。

ここはもう少し良くなるといいなという点はありますか。

日付を入力する時に、年月日を選択して確定するのではなくて、表のカレンダーで日付を選べる方がいいなと使い始めた時は思っていましたが、いまは慣れちゃったのであまり気にしていません。
あと、これはすでにサポートの方にもお伝えしてあるのですが、入力した履歴がほかのデバイスで見た時に反映されないのが不便だなと思います。


普段はどれくらいの頻度でアプリにアクセスしていますか?

だいたい1日1回ですね。夕方からの飲食店の開店前にチェックするというのがルーティンになってます。


確定申告について

これまでの確定申告は、会計事務所に任せるなどしてなさっていたのでしょうか?

いえ、全部自分でやってたんですよ。国税局のホームページから用紙に1つ1つ記入して、提出して、という作業をしていました。
これまでの確定申告は1年に1度まとめてやるので1-2ヶ月はかかっていて、毎年、結構ゆううつでした。
国税局のホームページからやろうとすると、ファイルがすごく重いし、ブラウザーでも見にくいし、一言で「使いにくいな」というのをいつも感じていました。どこが間違ってるのかもよくわからないし。
手書きで出しに行ったこともあるんですが、減価償却なども自分で計算しないといけないもんで、それも大変でした。あれはもうやらないと思ってますけど。

今年、bizNote for 弥生オンラインを利用して申告手続きを進めてみての感想は?

今回は昨年のデータを全部入力しなくてはいけなくて、それはそれで(入力作業が)大変だったんですが、おかげさまでスムーズでした。アプリを使うことで効率がだいぶよくなりますね。

今後、bizNote for 弥生オンラインに期待することは?

製品版が出て、それがMac対応にならないかなと思います。どうしても製品版じゃないと月々お金がかかるし、製品版のほうが割安だと思うので、こういったサービス+製品版で使えるものがあるといいなと思います。
iPad版もあるといいなと思います。今は、iPhoneのアプリを使ってiPadで見ているので見やすいので自分ではあまり困らないんですけどね。

なるほど。そういった声も製品版に比べるとクラウドサービスでは反映されやすそうですね。今日はどうもありがとうございました。

取材をさせていただいた大窟浩幸さんは、10年以上伊豆でスキューバダイビングショップを経営する傍ら、昨年から東京・四谷に「デイリースパイス&バル オフビート」を開業。バルではカレーやお酒などを提供しており、食材の仕入れなどもあってこまめに領収書の入力や売り上げの確認ができるbizNote for 弥生オンラインのような会計のクラウドサービスは重宝しているとのことでした。
また、大窟さんは「サポートシステムがしっかりしていてレスポンスが早いのも助かっている」と話していました。

昼間はカレーなどを提供、夜はバーになる

なお、デバイスが異なると「摘要」などの入力内容が反映されないという点について、当日の取材に同行したクラウドキャスト株式会社(bizNote for 弥生オンライン開発元)の藤垣慶介氏は「現在は製品の仕様として反映されませんが、製品開発の検討項目にします」とのことで、サポートに届いたユーザーの声はダイレクトに製品開発に生かされていくことを感じさせられました。

お客様目線だから使いやすいfreeeのサービス

ビジネスと切っても切り離せない会計。その会計がクラウドで管理できることで、ビジネスにどのような変化がもたらされたのかをシリーズでお伝えしています。

第三弾は、シリーズ第二弾で紹介した会計ソフトfreeeを提供している株式会社freeeでマーケティング担当をしている鈴木幸尚さんに伺ったfreeeの現状と今後の展望について紹介します。

会計ソフトfreee(以下freee)のユーザーはどのような規模、業界を想定して作られているのでしょうか。

まず、業界はあまり問わずに利用されることを考えています。起業したいと思った人が、freeeと起業したいと思ったらできちゃう、そういう人が増えたら良いな、そんなイメージですね。最近でこそ、スタートアップがはやってるけど、まだまだ起業する人も少ないし失敗するとよくないという文化が日本にはまだあって、躊躇される人もいるのでfreeeを使うことでそのリスクを減らせるのかなというのもありますね。

すぐに始められる、とか。根底にあるのは日本では開業率が低く、起業に踏み切らない理由として「会計」というのが結構な割合を占めていて、そこがなくなればいいかなと。
世の中がもっとよくなればいいなと。

―――それは開発の視点からも変わらないと言う。

新機能が追加されるプレゼンを行うんですが、freeeではモバイルで確定申告ができるようになる(取材時は確定申告の受付開始直前)んですね。そこで印象深かったのが、開発した人が「これを作ったことで世の中がよくなったと思います」と言ってて、通常だったらモバイルで確定申告はありえないような話だけど、なるほどなと思ったんです。

実際のユーザーは飲食店やIT関連の人などですね。でも不動産屋さんもいるしなんでもいますが、だいたい100名前後くらいの従業員規模まではまったく問題なく使えますね。

とにかくわかりやすく使いやすいと定評のあるfreeeのサービスですが、パッケージソフトなどから移行の利用者の割合も多いのでしょうか。

割合から言うと、今までそういったソフトを使っていなくて、初めて会計サービスの利用を始めますという人が多いですね。ただ、移行する人も割りといますし、弊社では移行を楽にしようと思って「移行サービス」というのがあって、サポートの人が無料で移行を手伝うシステムがあります。

こういったサービスを提供するにあたり、会計士との連携はどのように行っているのでしょうか。

最初はよく「税理士殺し」と言われていましたが、でもそれは間違った認識で税理士さんも本業に専念できるんです。

今の税理士は「記帳代行」とかですが、あれって別に機械でもできるんですよね。そこはもうfreeeにやってもらってその後のコンサルティングとか、出た数字を見て次に何のアクションをとるか「未来会計」みたいな部分にフォーカスできるようになるのかなと思います。

今までってインストール型の情報を一度CSVに出力します、お客さんのところに持っていって「これでどうですか」と見せます、OKです、CSVに戻します、というフローだったのをfreeeなら税理士も事業主もいつでもアクセスできるからこういったプロセスがいらないって便利かな、と。

―――freeeは、「経営者ハッカー」や公式ブログなどで独自のメディア戦略を通してユーザーに親しみや共感を与えている。

情報発信する際に注力している点はどのようなところでしょうか。

うちのビジョンは「スモールビジネスに携わる人を本業にフォーカスさせる」ということなんですけれども、それにはいろんなアプローチがあると思います。たとえば「会計を楽にする」とか「PCの使い方を楽にする」とか。

そこで、会計にできないことは「経営ハッカー」で情報提供しています。その根底にあるのは、とにかくスモールビジネスのために役立つ情報を提供しようとしています。そこに入らないものに関しては、基本的に発信しないですね。

Facebook やTwitterもスモールビジネス界隈では弊社がわりと発言しているほうだと思いますが、それもユーザーの役に立つか、もしくはスモールビジネスの役に立つか、その2点で発信をしていますね。
SNSも入社当時から任せてくれたんですが、目に見えない間接的な効果もCEOが認めてくれて好き勝手にできたというのもありますね。

―――小さなチャレンジも「やってみる」というのもfreeeの体質であり、サービスにもそれが現れている。

うちのサービスサポートはメールもありますが、チャット機能があるんです。そのアイコンが最初ツバメだったんですがそれを人の顔に変えさせたり。なんかそういうのうれしくないですか。「今日はこの人が対応してくれるんだ!」っていう、相手が見えるって。そういうの個人的に大切だと思っていて。午年の時はツバメを馬に変えてみたりしました。

freeeのサービスと他社との大きな違いはどこにあるのでしょうか。

他社のサービスの中には税理士目線で作られたものもありますが、freeeの場合はお客様目線で開発されています。

そういう根本的な考えの違いもあるかもしれません。また、「スモールビジネスがもっと楽になるように」というものを作りたいというのと、今ある業務フローは果たして本当にベストなのか? 正しいのかを僕たちは疑うようにしていて、たとえば請求書は紙で送る必要があるのか? PDFで送れないのか、ファクスしているのか? とか給与に関してもステップを減らせないかとか。そこにチャレンジすることで結果的に新しくなっているのかもしれません。

そういったことを突き詰めて考えて最適なアプローチを考えています。既存のあり方が本当に正しいのか?と。

また、各社「会計クラウドサービス」という点では共通していますが、向かうべき方向がそれぞれ違うので、その違いは今後見えてくると思います。昨年12月に新しいコンセプトで「バックオフィス最適化」というの打ち出しました。そのとおりで、会計だけじゃダメだよね、その周りの経理作業やプロセス請求書の処理、そういうものを新しい、効率化したもので提案していこうと考えています。

Bizerやエアレジをはじめ、自分たちができないところはいろいろなところとパートナーを組んでいこうと思っています。

―――本日はありがとうございました。

これまでの会計ソフトや会計業務そのものへのイメージを変えるような斬新なアイデアでサービスを展開するfreee。しかしそれは、奇をてらったサービスではなく「お客様目線」で開発され、オウンドメディアなどを通じて「スモールビジネスをもっとよくする」というポリシーに沿った発信を続けています。

freeeの確定申告が今年からモバイルでもできるようになったことはその好例だが、会計にとどまらず「バックオフィスの最適化」を指向するfreeeが今後どのような新サービスを提供するのか今後の動きも注目したいところです。
鈴木さんは取材の中で「社会貢献」という言葉を口にしていましたが、freeeの根底にその思いであることがサービスからも伝わります。

「楽なんです」乗馬クラブ経営者が語るfreeeの魅力

「会計のクラウド化で仕事はどのように変化するのか」をテーマにユーザーや専門家などの声を紹介します。

第二弾は、会計クラウドサービスfreeeを利用しているトレッキングファームの経営者のインタビューです。

1年を通して比較的温暖な気候の神奈川県三浦海岸。この土地で乗馬体験などの事業を行っているホーストレッキングファーム三浦海岸の代表取締役・吉村優一郎さんは、この事業を引き継いだ昨年の夏から、会計ソフトfreeeを愛用しています。freeeを利用するに至った経緯や実際の使い勝手について話を伺いました。

会計ソフトfreee

freeeの特徴

日々の経費精算や年度末の確定申告など経理全般の業務をスムーズに進めることをアシストしてくれる会計。
デジタルインファクトの調査によると2014年末の段階で、クラウド型会計サービスを利用しているユーザーの4割がfreeeという結果もある。
特徴は、これまでのパッケージ型会計ソフトとは一線を画したデザイン、インターフェースで会計ソフトを使ったことがない人にもなじみやすくしてある点で、僕の知識がなくても直感的に設定などの操作ができる。

また、2015年2月には確定申告をiPhoneアプリでできるという斬新なサービスもリリース。詳しい使い方はこちらを参照

以前はどんなソフトを利用していたのでしょうか。

前任者は奥さんが経理を付けて後は会計士さんに見てもらうというごくごく一般的なやり方をしていたみたいです。自前のエクセルをカスタマイズしたようなものは使っていたようですが、とくに会計ソフトも使ってなかったみたいです。

会計freeeを使い始めたきっかけは?

うちの会計士がfreeeを推奨したのがきっかけでした。その理由がうちで使ってるもう1個のアウトソーシングのアプリ(クラウド経理部)を使ってて、そのアプリ開発を会計士さんの会社が手がけていて両方利用してます。あと、うちはエアレジを使っているので、エアレジがfreeeとつながって同期できるのも大きいですね。

いちいち手打ちで入力しなくていいから楽ですね。

使い心地はいかがですか。

会計の難しいところはやったことがなかったんですが、そんなに難しさは感じないですね。もちろん、会計ソフトなので調べながらやるところもありますけど。使ってみてよいと思ったのはとにかく時間を掛けずに気軽にできることですかね。

マルチデバイスのよさを感じる時は。

社員全員が会計をみられるようにしてあるので、社員のもってるデバイスがWindowsPC、タブレット、iPhoneとそれぞれ違うんですがデバイス依存じゃないのでその辺りも全然問題を感じずに使えます。

吉村さんの回りで個人で事業している方はどういった会計ソフトを使ってる人が多いですか。
会計ソフトを使わずに自分でやる、という人が多いんじゃないですかね。規模的に大きいことをやってない人が周りには多いので、そういう人は日計表を自分でエクセルとかに付けてますよね。結構、既存のパッケージの会計ソフトって高かったりするじゃないですか。それがもったいない、と。でも最近は、僕がfreeeを使い始めてて「けっこういいよ」って言ってるので使い始める人が増えてきましたね。わかりやすいんですよね、スマホでもちょろっと見られて。だから手で書いたことをPCで処理してくれて、気軽ですよね。

会計以外にも請求書の発行などにも利用していますか。

請求書の作成にも使っているんですが、うちの場合はメインバンクがfreeeに自動同期できないので請求書を作って請求書の中に入れると勝手に反映されちゃうので、反映させずに別に書類だけ作るように打ち込めば、別途に請求書だけ作成できるんで、それで作ってうちの口座に入金された時点でfreeeに手動で打ち込むという使い方をしています。

だから請求書をfreeeで出しちゃって最初よくわかってなかった時は、二重計上になってしまったことがあったんですが、反映されない入力の仕方も途中からサービスとして出て来て、それを使ってるのでそれがすごい楽ですね。クラウドのいいところはお客さんのニーズを聞いてそれを反映して、いつも最新のものが使えることですよね。かゆいところに手が届くか届かないかで全然違うんだと思います。

取材時はちょうど確定申告の時期。確定申告についても聞きました。
基本的には、さっき話したアウトソーシングのアプリに合わせて使ってるのでfreeeだけ使ってるより、ものすごく楽かな。領収書なんかもまとめて月末に送って、そのデータを見て入力を会計士がしてくれています。freeeの会計サービスってそうやっていろんなアプリと連動させられることですよね。会計ソフトだと一度買ったら延々それを使い続けないといけないじゃないですか。ぼくらみたいな若者、30代が、「じゃあいきなり会計やりますよ」となったらちんぷんかんぷんなことがいっぱいある。でもfreeeを使っちゃえば、給与計算なんかも、固定給決めて入力しておけばそれで自動的に福利厚生系とか社会保障系も自動的に最新のかけ率にして出してくれるのですっごい助かりますね。

日計表なんかも付ける手間が全然違います。付けなくても、データが反映されるのですごい楽です。

会計士さんと面と向かってやらなくちゃいけなかった手間がそのソフトを持っていれば自分ひとりでできちゃうというのは大きいですよね。あとは時代にあってるというか。アナログよりもデジタルの方が使いやすい。確定した後でも修正できるっていうのもいい。自分で最後チェックできるくらいの余裕があるんです。


freeeを使う頻度は?

基本的には1日1回くらい。下手したら売り上げだけしか動かない日だったら開けない日もあるくらい。あとは[見たいところだけ見られる]と言うのも楽かな。収入だけだったら収入、支出だけだったら支出、と。今までエクセルでは絞り込んでそこだけ見たいと思ってもなかなかできなかったのでそういう点でもすごい便利。
日計表付けるだけでもかなり時間が取られて毎日1-2時間かけてる知り合いもいるくらい。その日々の手間がないのは本当に時間効率化につながってると思う。

昔からある会計ソフトも試してみた事があるという吉村さん。freeeとの違いはどこにあるのでしょうか。

パッケージの会計ソフトもクラウドシフトしていて、触ってみたことがあるんですがやっぱりもともとのパッケージに慣れている人に向いているのか難しいなという印象でした。
freeeの場合、スマホで見られることも大きいですよね。知りたい情報さくっと見ることができるので。

こういうことができるといいなと思う機能などはありますか。

銀行口座と同期できるんですけど、最近法律が変わって電子認証させないといけなくなったんですよ。そうなるとクラウド系は弱いのかなと。法律に追い付けていないような。

同期できる銀行もあるんですけど、たとえばうちからメガバンクに行くとなると車で20分くらいかかるんですよ。地方とかで仕事をして入ると地銀とか信用金庫と取引しているケースも多いし、地方の人にも使いやすいといいかなと思いますね。

サポート対応についてはどんな印象ですか。

わからなくて投げかけたらちゃんと答えてくれるんでやってて詰まるということはないし、わからないことは聞けば教えてくれるのが早いのでいいですね。あと、すぐに改善してくれることもあったりするし、改善したらすぐに使えるのでそれはすごくいいなと思ってます。

―――ありがとうございました。

取材中、何度となく出てきた「楽なんです」という言葉。その言葉に裏打ちされるように日計表は自動で記帳され、毎日数十分とられていた時間がなくなったことは業務のスリム化につながっているとのことです。どの事業者にとっても会計業務は避けて通れないものですが、タスクの1つとして気負うことなく取り組めるというのは、「バックオフィスの最適化」を目指すfreeeの思いがカタチになっていると言えそうです。